名古屋大学大気水圏科学研究所
1999 年 12 巻 2 号 p. 130-138
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観測されたデータを用いて,渦相関法で乱流輸送量を測定する場合の補正の大きさを調べた.ここで調べた補正は,超音波風速温度計の温度に対しては,横風と水蒸気の影響の補正,赤外線湿度変動計の水蒸気量に対しては,比較校正(dynamic calibration)と低周波補正である.超音波風速温度計に対する横風と水蒸気の補正は,顕熱輸送量の系統的な過大評価を避ける為に必要で,水蒸気のdynamic calibrationは現時点ではしなければならない.低周波の補正は極端な状況でのみ必要である.
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